岡山から飛んで帰って大量の荷物とGSXーR1000を下ろし、
KSR80を積み込んだ。

一夜あけ、オットと京都府綴喜郡にある近畿スポーツランドへ出発。
お天気も上々。

今回は、R48・1時間耐久にオットと二人で、そしてS1&S2・3時間耐久に
野田さん、直江くん、オット、私の4人でエントリーした。
老体に鞭打っての、ダブルエントリーである。

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ここでも、まずはキッチンの設営。
ランチは岡山で先に取り置きしておいたアゴ筋カレーと
じゃがバターコロッケ、朝イチ速攻で作ったスモークサーモンサラダ。

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土曜から遊び倒しているので、睡魔に太刀打ちできず。
どこでも速攻爆睡のベテラン。
ベテラン中のベテランです。(笑

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受付、車検、ブリーフィングを終え、まずはR48の決勝。

野田・直江チームのグリッドでの雄姿。

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コシヤマ夫婦の画像は見るに堪えないので割愛。

R48、オットのスタートから15分後、ピットサインを出して
私とライダー交代。

1000ccの大排気量で、コース幅が広く長いコースを走るのも
楽しいが、小排気量のバイクで、こじんまりしているがテクニカルな
コースを攻めるのは、本当に楽しい。

私など、サーキット走行やレースと言っても1000ccの
フルパワーを持て余し気味なのが現状である。

岡山国際サーキットでは、ヘアピン手前のバックストレートエンド、
最終コーナーから立ち上がって、1コーナーまでのストレートで
250キロ以上出ているので
「ひえ~っ、ブレーキさ~ん、早く早く~。」とか、

インフィールドの切り替えしでは
「もぉ~、重いのよ、この子。よっこいしょ。」とか、

高速コーナーではいつも、
「ぎょえ~、こんなにアクセル開けてこんなスピードでコケたら痛いがな!」

なんて叫びつつ、そのパワーを持て余している。
しかしその馬力の大きさを扱う面白さが、止められないのではあるが。

比べて、小排気量のバイクは、エンジンは非力でも「使い切れる楽しさ」が
あると思う。
アクセルをカチッと全開にできる快感。
フルスロットルからフルブレーキングで、どのコーナーもヒザを擦りながら
曲がっていける楽しさ。

さて、

「たのしいゾ」オーラを出しつつ5周くらい走っただろうか、いきなりの
エンジンブロー。
ありゃ?!なんだ、なんだ?!
ピットインして、直江くんに手伝ってもらってイロイロ試すも、
再始動せず。
リタイアとなりました。

帰ってからZオートさんでバラしてもらうと、なんと!
ピストンが割れてました。
リングくらい交換しておけばよかったです。(トホホ

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さて、さて、

気を取り直し、ランチを済ませ、野田KSRに乗り換え
S1&S2、3時間耐久の決勝です。

なんと、このクラスには125cc元GPライダーの加藤義昌選手と、
現役125cc選手権ライダー、全日本は2度もチャンピオンでGPにも参戦の
菊池寛幸選手が「自費」でエントリーしています。
「仲良し二人で、大人の楽しいレースに参加してみよう!」との参戦。

GPライダーと同じフィールドを走れるなんて、感激ですよね~。
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スタートは我らが最高齢チームのなかで、唯一30代の直江選手。
このコースは始めてというが、50秒を切って走るカンの良さ。

直江選手以外、3人のオヤジ(一部オヤジのようなおばさん)は
体力が持たないのでそれぞれ早めのピットイン。
私も「しんどいので早めにピットサイン出してねっ。」と、ライダー交代し
コースへ入っていく。
でも、走りだすと楽しくって仕方がない。

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ピットインのサインが出たのでピットへ戻ってくると、野田さんやオットが
「ホンマ火星人や~。」と言いながら大笑いしている。
なんやら両脇のピットの人たちも、笑いをこらえているいる様子。

なんで?

ここで、私がコースを走行中にピットで交わされた会話の再現。

ピ「もう、15分ですね。奥さん早めにピットに入れてって言ってたから
そろそろサインだしますね。」

ピットインのサインを出してもらうも、ワタシ気づかず。

ピ「サイン気づきはりませんでしたね~。もう一回出しますね。」

ピットインのサインを出してもらうも、またワタシ気づかず。

ピ「立ち上がりすぐの場所なんで、見にくいのかもしれませんね。
ちょと場所を変えて出してみますね。」

場所を少し1コーナー側に移動して、ピットインのサインを出してもらうも、
またまたワタシ気づかず。
ここで、ピット内騒然・・・というか、
やっぱり火星人や!とか、老眼進んだ?とかで盛り上がって爆笑の渦。
疲れたら勝手に入ってくるからほっとこ!という、冷たい声も。

ピ「あれ~、奥さん全く見てはりませんね~。どないしましょ~。
ボード振り回してみましょか~。」

ボードを振り回し「ココ見ろー!」と叫ぶも、またまたまた
ワタシ気づかず。

お隣のピットの方々が大爆笑しながら「サインボードをコースに投げたら
どうですか。」と、的確なアドバイス。

ボードは投げ込まれませんでしたが、やっと次のサインで気づいたらしい。
もちろん私自身は、初めてサインを出されたと思い込んでいましたが。

※おことわり
レースではオフィシャルのサインやフラッグを見逃すと重大なペナルティを
課されます。みなさま、気を付けましょう。
ちなみに私は「オフィシャルのサイン」は見逃したことはございません。(笑

大爆笑しつつ、汗をいっぱいかいて、「血圧上がる~」とか「心筋梗塞
大丈夫?」と早めの交代で互いの身体を労わりつつ、走りぬいた
最高齢チームの耐久3時間。

リタイアすることなく、無事にチェッカーフラッグを受けることが
でき、なんと、ブービー賞で表彰台をゲットしました!(笑
敗因は、体力が続かない等のピットイン回数の多さ。
まず、体力づくりから精進いたします。

1位お立ち台はもちろん、加藤選手、菊池選手のドリームチーム。

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プロライダーがアマチュアと同じフィールドでレースを心底楽しんでいる
姿に感動し、スパっとコーナーでかわしていく背中の格好よさに惚れ、
そしてパドックでエントランとさんと親しく交わされる会話に、加藤選手と
菊池選手の素敵なお人柄が見え、ファンサービスも欠かさない本物の
プロライダーのスマートさを感じました。

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入賞マシンの車検に自ら赴く菊池選手は、他では見ることが出来ませんぞ。

私がレースを始めたころは中学生だった菊池選手に「先輩!」と言われ
素直に喜んでみる、おばさん。

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邪魔なおばさんも一緒に遊んでくれるエントラントさんと、
こんな楽しいレースを長きに渡り運営してくださっている主催者の
「はっぴぃえんど」さんに感謝デス。