やっぱり、バイクって面白い!レースって楽しい!乗らなきゃぁ
始まらない!と、堪能した3日間でした。
先週末、今シーズンの初レース、岡山国際サーキトでのモトレヴォ
リューション with モト・ルネッサンスRd.1、そして開けて
昭和の日の月曜日、 京都宇治市から南東に位置する綴喜郡の
小高い山の上にある近畿 スポーツランドで開催されたサテライト
ステージに参戦してきました。
去年11月、レヴォ最終戦に雨の予選で転倒しろっ骨を骨折、
GSXのカウルは少々パキパキに、ブレーキマスター、クラッチ
マスターの 修理等も必要になっていた。
ハタチのお姉さん級の骨密度(ギャルホネというらしい)のおかげか
身体はすぐに回復、GSXもカウルの補修を、ヘルメットなどの
ペイント等で毎度お世話になっている「はっぴいえんど」さんで、
そしてその他の修理をいつもおんぶに抱っこでお願いしている
「Zオート西宮」さんにお任せし、無事に復活させてもらった。
土曜の早朝、サーキットに到着すると荷物を降ろして取り掛かるのが、
毎度ですが、ピットキッチンの設営。
2006年にサーキット復活してから、ずっと同じパターンなので
もう7年も同じことをやっている。
その間、どんどんリフォーム(?)され、システムキッチンも ビックリ!
するような動線の良さ。
水道ユニットはあっちゃん作。使い勝手満点です。
いっちゃんの大きなテントも助かってます。
ランチはたけのこご飯、豆ごはん、明太、おじゃこと塩こぶなどの
おにぎりとお漬物に、新玉ねぎのスープ。
前日にダンロップの佐藤君が「会社の敷地にタラの芽がたくさん
生息しているので摘んで持っていきます。」とメールをくれたので
天ぷら粉も持っていった。
ちょっと育ちすぎかな・・と思ったが、今村ママにお手伝いいただき
天ぷらにして、軽く粉岩塩を振って皆に食べてもらう。
口々に「苦みもなく美味しい!」と、大好評。
タラの芽初体験のお姉さん、お兄さんもおいでだった。
八百屋のおじさんが、たけのこももう最後と、言っていたが
ちょっぴり塔の立ったタラの芽に、暮春を感じた。
そんなことはさておき、1本目の練習走行。
ダブルヘアピンの一つ目と二つ目にかけて、オイルが出ている
とのことで慎重に行く。
練習不足からか、やはり速度に目が慣れず、怖くてアクセルを
開けることが出来ない。
う~ん、お稽古しておけばよかった。
ペイントのためカウルのステッカー類をすべて剥がしたので、
カッティングシートやステッカーを、練習の合間に マユミさんに
貼ってもらう。
パウダーパフ・レーシングのオレンジペガサスもペタリ。
2本目の練習でやっとベストの1秒落ちが出たので、これで 明日は
「ベスト更新!」と、気を良くして宴会の準備に 取り掛かる。
(ベスト更新なんてのは、勘違いに輪をかけた勘違いだったことを
このときは知らず)
「居酒屋オヤジのピット」の別名をもつ、我らがピット。
ライダーの年齢層は恐ろしく高い。
OVER60が3人だからピット平均年齢全日本選手権があったら、
間違いなくポールからウィンだと思う。
おやじ・・いや、おじいちゃんは眠くなるのが早いので
宴会開始時刻も相当早い。
木村父さんが練習走行を終わった3時ごろから、缶ビールの
プルタブが 開けられ、出来上がりつつあるお惣菜をつまみながら、
プチ宴会が 始まる。
その光景は町内会の「お達者クラブ」。(笑
ここでそのお達者クラブのメンバーを簡単に紹介すると、
石橋父さんは、1971年の真夏の鈴鹿10時間耐久でプライベートチーム
である 神戸スーパースポーツからヤマハAS-1でエントリーし、
上田公次さんを有する ホンダワークスを制し優勝した経験をもつ63歳。
今回は昨年の転倒による怪我の療養中のため、エントリーは 見合わせたが、
6月はマシンを仕上げてエキスパートシングルクラスに GB500で
参戦の予定。
木村父さんは、MFJモトクロスの第1回全日本チャンピオン山本隆さんや
RSタイチの吉村太一さん、ホシノインパルの星野一義さんらと、
モトクロス黄金時代を走り抜けてきた62歳。
今村父さんも、1970年代半ばから鈴鹿の選手権にレース参戦する60歳。
地方戦ST600にエントリーの橋もっちゃんもOVER40で、唯一ダンロップの
佐藤くんが平均年齢を下げるのに頑張ってくれている。
サンデーレースの楽しみは、なんといっても非日常感を味わえること。
ウエイティングエリアで皆とワイワイと言葉を交わしているのは、極度な
緊張感を紛らわすため。
ブラックアウトを待つ静寂のグリッドでは、心臓が口から飛び出して
きそうなくらい興奮している。
普段ではありえない300キロ近いスピードで駆け抜けるストレート。
パドックで仲良く言葉を交わす友人とのバトル。
それにもましての楽しみが、大好きなバイクに囲まれて、気の置けない
仲間たちとお酒をいただきながらの宴席。
大人げない大人、少年のようなオヤジ、オヤジのようなおばさん、
と超個性的なメンバーが、シラフでも面白いのに、「アルコールのはいったお酒」を
胃袋に流し込み、血管から体内を巡って脳に到達するころのトークが
エキサイティングなのは、当たり前田のクラッカー、そうかそうかの草加せんべい。
この日お誕生日だった橋もっちゃんの、オヤジもいろいろとタイヘンなんやな~的な
「妙薬」のハナシは、とても興味深かったです。
勉強になりました。(なんの?)
食べて飲んで、しゃべって大笑いした「居酒屋オヤジのピット」。
ネタは尽きなかったが、お達者クラブの面々のマブタが重くなってきたことと、
次の日の1番目の予選が私のクラスなので、早めにホテルへ帰り、ゆっくり
お風呂に浸かってベッドに潜り込んだ。
得意の速攻爆睡。
場所がどこであろうが、私は速攻爆睡のベテランである。
誰がなんといってもベテラン。ベテラン中のベテラン。
こんなこと自慢しても仕方がないが、ほかにあまり自慢できるものがないので
とりあえず自慢。(笑